calendrier クロアチア戦、前日 すーちゃんが来た!
2006年06月18日
暑くて二人とも同時に目を覚ましました。
時計を見るとまだ4時半。
起床予定時刻までまだまだだったけど、ホテルの朝食をとらずに出発することにしました。
カーテンを開けると、空は白んできていて鳥たちが元気に鳴いていました。
きっと「お腹すいたー!」と言っているに違いない。
朝日でいっぱいの、誰もいないアウトバーンをぐんぐん東へ東へと走ります。
森を抜けて畑が広がってくると、働き者たちが朝の収穫をしていました。
「何を育てているんだろうね。」なんて話をしていたら案の定お腹がすいてきました。
車にも栄養補給しないと。
ガソリンを入れて窓を磨いてカフェに入ると、市松模様のクロアチアサポーターがうようよ。
日本人はどうやら私たちだけの様子。
負けるくゎっ。
トイレの前ですれ違ったクロアチアサポーターと「Hello〜.」と、お互いにエヘヘ笑いを交えてあいさつ。
ハンバーグのサンドイッチをパクついていると、日本サポーターも少しずつやってきました。
いよいよだね〜。
ニュルンベルグのスタジアムは滞りなく会場に入れ、片足の車椅子の女性が私たちを席まで案内してくれました。
あ〜、やっぱりパリが2012年のオリンピックを逃したのは残念だったな〜と改めて思いました。
きっと世界中からパリへ訪れる障害者へ少しは役に立てただろうに。
ま、そんなことはさておき。











試合はスコアレスのドロー。
日本もクロアチアもお互いのへなちょこっぷりに救われて負けずに済んだという印象でした。
試合終了直後、クロアチアサポーターからスタジアムを揺るがすようなブーイング。
あっという間に逆転されたオーストラリア戦は激しくがっかりした反面、相手の見事さに両脇のオースラリアサポーターへ「おめでとう。」と言ってあげる気持ちを持てたけど、今回はなんだか虚脱感のような感覚を覚えました。
この2チームは決勝リーグに上がる資格はないのかもしれないと思ってしまうほどでした。
でも残っている試合は全力で向かってほしいです。
 
むなしさを抱えて大勢の人たちとスタジアムを後にしました。
駐車場近くにくると馬に乗った警官がいて、写真を撮るために群がる人々。
こんなに囲まれているのにじっとおとなしくして、いい子達だね。
「馬、馬〜!」と私もカメラを向けようとしたとき、ふと隣を見ると、あれ!arataさん!!!
約45000分の1の確率だぁ〜!!
3人で「すごい確率ー!」なんて喜んだのもつかの間、「はぁ〜・・・・・・。」とため息。
負けなくて良かったかもしれないけど、やっぱり今日は勝たなければいけなかったね。
お友達と合流したarataさんは、近くのパブリックビューイングへ直行するそうなので、またパリでお会いすることを約束してお別れしました。
 
途中のサービスエリアへ寄ると、たくさんのクロアチアサポーターに混じって、同じグループのブラジル対オーストラリアのテレビ中継を観戦。
次は運転を交代して私がハンドルを握りました。
まさかアウトバーンデビューまで出来るとは思わなかったから、ちょっと嬉しい。
夕食のためにサービスエリアへ入るまで運転しました。
今日のハーフタイムにスタジアムの外の屋台でソーセージのサンドイッチを買って後半を見ながら食べたんだけど、kyoくんは全然のどを通らなかったらしい。
セルフサービスのトレーを取って選びにいくと、あったあった!お皿からはみ出そうなでっかいソーセージ!
おじさん、これちょうだい。
kyoくんが「ザワークラウトありますか?」って、だからフランス語できいても通じないっつーの(笑)
案の定、おじさんはハテナ顔。
見回してもそれらしきものはなさそうだったので、ポテトにしました。
たっぷりのマスタードで食べながらフランス対韓国を観戦。
まるでスポンジのように水分を欲しているので、追加でまたおじさんのところへ買いにいきました。
「なにか飲み物が欲しいの?」
うん、そうそう。
「じゃ、こっちにおいで。この中から好きなものを選べばいいんだよ。」
・・・ありがとう、もちろんそれはすでに知っていることだったけど、コップまで取ってくれてなんだか優しさが嬉しかった(笑)
 
フランスが引き分けたのを見届けて外へ出ると、もう真っ暗。
雷が光っていたけど、音がここまで届かないほど遠いみたい。
ここからホテルまでkyoくんが運転。
暗闇の中を走るのはちょっと怖かった〜。
ホテルへついたら二人とも撃沈。
長い一日がやっと終わりました。