calendrier オーストラリア戦、前日 クロアチア戦、前日
2006年06月12日
オーストラリアとの決戦の日です。
天気は快晴。
朝食のコーヒーとオレンジジュースがおいしい。
車に乗り込んで一路会場のカイザースラウテルンを目指しました。
気合いはたっぷりで、「どりゃーっ!」とか「叩きのめすっ!」とか叫ぶんだけど、合間に「あ、牛がいる!」とか言っているから全然迫力ないんだよね〜。
だって池に白鳥が浮いていたりしているし、ステキな景色なんですもん。
そしてホテルを出て1時間弱くらいでドイツとの国境へ到着。
なんだか怖そうな人たちが車を1台ずつチェックしているみたい。
で、ここでハプニング発生!!
詳細はkyoくんが書いた
World Cup 2006 をお読みくださいませ・・・。(うぷぷ)
 
フランスでのオートルートはドイツに入ったらアウトバーンになります。
フランスでは丘陵を上り下りするのどかな風景だったのが、アウトバーンは一直線。
しかもところどころ制限速度ナシ。
国境を越えたとたんに、そこはスピードとの戦いになりました。(ちょい大げさ)
でもトラックなどはどうしても遅いので、追い越し車線に移って追い越そうとする、と、昼間なのにヘッドライトを点け、「どけー!」と言わんばかりに後ろからぐいぐい迫ってきて、あっという間にバックミラーいっぱいになるんです。
kyoくんがアウトバーン経験者で良かった。
そうやって200キロぐらいで走っている車は、アウディ、メルセデス、BMWが多かったです。
やっぱりドイツ人はドイツ車に乗るんですね。
 
いよいよカイザースラウテルンに到着。
きゃ〜ドイツ語!ひとつも分からないけどおもしろーい。
英語が通じるとはいっても、「こんにちは」と「ありがとう」くらいはドイツ語で言いたいわね〜。
そしてやっぱりソーセージにビールは外せないわよね〜。
なんて思っていたらいつの間にか道に迷っていました。
スタジアム付近が交通整理をされ始めると、カーナビに登録していたルートがアテに出来なくなってしまったからです。
車から降りてスタッフらしき人をつかまえて「ここってどこよ?」と聞くと、全然違うところをうろちょろしていたことが判明。
で、つい言っちゃいました、「メルシー」って。
だから「ダンケ・シェーン」でしょうがぁぁぁ。
とても親切に教えていただきました。
ありがとう、ドイツ人てやさしい。
 
教えてもらった方角へひたすら走り、FIFAから送られたパーキングカードを掲げて「あっちだよ」、「そっちだよ」と教えてもらいながら駐車場へたどり着きました。
車内チェックを受けてさらに行くとたくさんのパトカーが止まっているところが私たちの駐車場でした。
そのときちょうど選手が試合前の練習が始まって、会場からものすごい歓声があがったので、kyoくん、もうタイヘン。
はやく会場に入りたくて、パニクる寸前。
本来のゲートとは違う場所から入らせてもらって、案内してくれる女の子とごあいさつ。
ここでなかなか車椅子で入るルートが確保出来なくて彼女が奔走。
はやく席に着きたいkyoくんはハの字眉毛のトホホ顔。
今日はカイザースラウテルンは初めての試合だからスムーズに行かないんだね。
やっと案内された暗い通路を抜けると、なんとピッチの目の前でした。
これ以上近い場所で試合を観ようとしたら、スタッフかカメラマンになるしかないくらいの近さでした。
だって、芝生が真下。
車椅子の観戦者は柵にかじりついて観ることが出来て、同伴者は後方の壁に座席が備え付けてありました。
kyoくんの隣で観たかったけど、「試合が始まったらちゃんと席についてね〜」と釘をさされました。
やっぱしそうか、でへ。
 
炎天下での試合はみるみるうちに選手の体力を奪って、先制したもののラスト9分で逆転されるという、後味の悪い結果となりました。
荒木さんに紹介してもらったarataさんと合流し、試合結果が良ければ初対面の会話がもっと弾んだだろうに、ときどきしんみりしながら3人でパリへ戻りました。
でもこのときarataさんが一緒にいてくれて本当に良かった。
私たち二人だけだったら、kyoくん結果に不満足→不機嫌になる→私ほっとくしかない→会話ナシ・・・。
となることは間違いなしだったので(笑)
そういえば、ソーセージとビールを味わう暇もありませんでした。
再びフランスに入ると、ホームに戻った安心感。
地平線へ沈む夕日が「次頑張ればいいさ」と慰めてくれているような気がしました。