calendrier マリンランド 海辺のピクニック
2005年07月02日
ニース2日目、快晴。
ひなたは暑いけど、風が心地よくて日陰は快適。
夜はまみさんとLaurentのうちに遊びに行くことになっているので、昼間は車でモナコへ行くことにする。
海をそれて山道をしばらく行くとエズを通りかかった。
昔ここを訪れたことがあるkyoくんが「見に行っておいで」と言ってくれたので、カメラ片手にちゃちゃっと見学することに。
工芸品の職人さんの仕事が見れると聞いていたけれど、時代が変わったのか大量生産された物しかなかった。
それにしても、良い景色だなぁ。
さらに車を走らせるとモナコに到着。
ひさなおさんが、「モナコにくると都会だなーって思いますよ」と言っていたけれど、まさにそんな感じ。
今までののどかな家並みがなくなって、近代的な建物がびっちりと並んでいた。
しっかりとF1のコースになっているあのトンネルを通り、カジノの前を通り、さてどうしようかと考えてモナコの水族館を見てみることにした。
今回の旅は水族館巡りということで(笑)
下調べナシで入ったけれど、ここがまた素晴らしい水族館だった。
水槽の掃除が行き届いていて、あまりのきれいさに言葉を失った。
そうか、照明が良いんだ!
車椅子での移動の仕方を教えてくれたおじさんもとても良い人だった。
お昼は最上階の、雲ひとつない地中海が一望出来るテラスへ
大きなオレンジのパラソルと空の青のコントラストがたまらん。
あまりに日常とかけはなれたロケーションに、気が遠くなりそう。
すぐ近くにカモメがやってきてくれて、タイミングよくカメラにおさめると、ポンッと翼を広げて青い海に吸い込まれるように飛んで行ってしまった。
非日常的な水族館の後は、一応行ってみたよ、カジノ。
意外とkyoくんはカジノ好き。
決して賭け事が好きなのではない。
しかもカジノはカジノでもスロットマシーンには用はなく、ルーレットかブラックジャック専門。
でも時間が早すぎてディーラーがいなかったので、あえなく断念。
今日はこのあとまみさんとLaurentの家へ行くので、遅刻しちゃなんねえ。
ニースの目抜き通りのトラム工事の影響で回り道をしたけど、無事お二人のアパートへ到着。
「着いたよ〜」と電話すると、外へ出てきてくれた。
今まみさんのお腹の中にはぽんぽこりんの新しい命が入っている。
出産の予定日を2週間後に控えていること、6月末にひさなおさんが大学を卒業し、7月末に帰国してしまうなどなどの理由で、ぎりぎりの隙間のこの時期にニースを訪れることになったのだ。
さっそくお部屋へお邪魔すると、アンティーク雑貨で飾られたかわいらしいお部屋だった。
さすがまみさん!
窓から見える中庭の様子が、パリとは違ってまた素敵。
ピンクの壁にペパーミントグリーンの窓、風に揺れる洗濯物が絵になるんだな。
夜中、フェットでうるさい部屋があると、「いい加減にしろー!」と窓からペットボトルを投げる人もいるらしい。
楽しそ〜〜〜!!
あともう少しでここの窓からベベちゃんの鳴き声が響き渡るようになるんだね。
料理好きのLaurentが作ってくれたフルーツジュースがこれまた美味しかったなぁ。
フランス語の先生をしていて、人柄がナイスな彼とはとても話しやすい。
お互い近くに住んでいたら絶対にフランス語力もアップするだろうに・・・。
しばらくしたら、かのさん&ひさなおさん夫妻もやって来た。
このカップルがまた良いのよ。
MBA取得のために寝られないほどの課題に埋もれていた日々も終わり、無事卒業出来て良かったね!
そんなひさなおさんを支えたかのさん、お疲れさまでした!
このニースの2カップルを引き合わせたことによって、素敵な関係を築けたようで、本当に良かった。
Laurentの心のこもった料理に舌鼓を打ち、アパートの中庭に日仏英語の笑い声を何度もこだまさせて、明日のピクニックを楽しみにお別れした。